第2回〜「簿記」の取引について(1)〜

1級ファイナンシャルプランニング技能士

CFP認定者

吉 川 幸 男


それでは、簿記の取引についてご説明します。


「簿記の取引って普通の取引と違うの?何かアヤシイことでもするのかな?」


別に、アヤシイことをするわけではありません。

ただ、一般に使われている取引という言葉の意味と、少しだけ違います。

簿記の取引とは、財産を増加させたり、減少させたりするようなものをいいます。

簿記の取引になるか、ならないかの判断をすることは、ある意味で大変重要なことです。


では、みなさんちょっと考えてみて下さい。

次のうち、簿記の取引となるものはどれでしょうか?

(1) Aさんを給料月20万円で雇い入れた。

(2) 駐車場を月2万円で借りる契約をした。

(3) 土地を1億円で購入する契約を結び、手付け金を1,000万円支払った。

(4) 自動車を盗まれた。

(5) 事務所が火事で全焼した。

(6) 倉庫の商品がネズミに食べられ売れなくなった。

(7) 商品を注文した。

(8) 商品を売却した。

(9) 今月分の給料を支払った。

(10) 銀行から1,000万円借りた。


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© 2006 Yukio Yoshikawa